文学フリマ東京42 感想編
遅ればせながら文学のフリマの感想を書いていく。
・参加者層について
俺のようなおじからすると、全体的にだいぶ若い印象を受けた。
ギリギリ平均年齢20代に食い込むかもという感じ。ただ、未成年は少なそうだった。
未成年の入場料は無料なので買わずとも散歩しにくるだけでよい気がするけど、そういった若者は少ない模様。
皆基本的に大人しい。
何か一部で12月のアメ横並の呼びかけがあったとかどうとかいう話が出ていたけど、俺が観測した限りでは見かけなかった。
どちらかというとサークル主と一般参加者の談笑が弾みすぎて一向に本が買えないみたいな場面があり、お隣さんのサークル主の性格にもよるけど内心ブチ切れる人もいるかもなぁと思ったりした。
内輪感もそんなに感じなかった。
大変失礼ながら、実際に行くまで文学フリマは濃いめの内輪向けイベントだと思っていた。
だから事前チェックしていたサークルの本を立ち読みして興味が湧かなければすぐ帰るつもりだった。
結果としては、過去に参加した同人系イベントでTOP3に入るくらいにお金を消費した。
#文学フリマで買った本
4時間くらい会場内を歩き続けてました pic.twitter.com/7xNrda6VN5— TOI (@toi_im2) May 4, 2026
同人誌イベントで出会う本&人は一期一会になりがちなので、立ち読みして自分の中で大丈夫だと思ったものを買うようにしていた。
結果として、購入した53冊のうち7冊は大丈夫じゃなかった。
イベントから帰宅した後に書いた感想編の下書きには自分の選本眼に自信がある旨が書かれていた。自惚れたらあかん。
・運営について
12時時点で行列っぽいものが形成されていたものの、それが何の列かよく分からない状態だったのはちょっと微妙だった。列がゆりかもめ駅を貫通していたのもよくないかも。
「この列は何の列ですか?」とか「この列は文学フリマの列ですか?」みたいな感じのやり取りもチラホラ見られた。
たぶん同人イベントでおなじみの最後尾看板を1個つくるだけで大分変わる気がする。
あと、あんな風が強い場所を入場口にして大丈夫そう?とも思った。
俺は紙チケットが飛ばされないように両手で甲斐甲斐しく握りしめていた。
中々コミケのような感じにはならないようだ。
ついついコミケの運営が業界標準だと思いがちだけど、あちらはスタッフがマイクパフォーマンスできるくらいには手練れだし、恐らくスタッフ数も全然違うと思われる。
ホワイトボードへの寄せ書きやSNSでの投稿呼びかけなどの雰囲気づくりはよかったので、やれる範囲で改善していってもらえればと思う。
・手に取るかどうかの基準
■手に取った本
・前向きな気持ちになれそうな本
・エネルギーを貰えそうな本
・勉強になりそうな本
■手に取らなかった本
・本を開かないと本の中身が把握できない本
・装丁が豪華すぎる、商業に寄りすぎている本
・表紙にAIイラストがふんだんに盛り込まれている本
・豆本と呼ばれる小さいやつ
・複数人で作られた本(アンソロジー)
・小説、詩、短歌系
読書始めたての身からすると、読書筋力的にもまずエッセイ(自分語り)の方から入っていって、この人の文章をもっと読みたいという気持ちになったときに初めて小説の購入を検討する感じになっている。
あとこれはリスペクトに欠く話かもしれないけど、以前から自分が気になっていた商業小説が中古で安く手に入ってしまう状況なので小説系の優先度はどうしても下げざるをえない。
(流石に本を開かないと内容が把握できない知らない人の小説よりも、160円で買える「響け!ユーフォニアム」原作小説の方を優先してしまう)
作品そのものより書く人の方を重視しているというのを考えると、俺は作品と人格を切り離さないタイプかもしれない。
個人的には、作品は生み出された後に勝手に切り離されるというか、別人ではあるけど血を引いた自分の子供だったり自分の分身に近い印象がある。
どう頑張ってもその人のフィルタを通して出てくる以上、作品からはその人の要素がにじみ出るものだと思っている。
そんなことを言いつつ同じ知らない人の本でも日記・エッセイ・体験記だとホイホイ買う理由については別記事で触れる予定。
価格については1500円未満であれば躊躇せずに買ってた。逆に、無料配布だと手に取り辛い感がある。
たとえそれがどれだけよいものだったとしても、無料になった途端に手に取り辛くなる。
何か作品を手放してる感というか、自分の分身の扱いが雑というか、こちらに配慮しているようで実際は何にも向き合えていない感が出ている。
大分辛辣な物言いで多方面からお叱りを受けそうだけど、少なくとも俺はあなたの労力に対価を払いたいと考えている。
ちょっとオチがつかなそうなのでここで区切ります。
「なぜ日記とエッセイなのか?」につづく かも
