Inquiring mind -2nd phase-

脳メモ

脳についてのメモ

海馬

時間が無いからいつもエクセルでこしらえてしまう。
最悪同人誌を作るときもエクセルで済ませてしまうかもしれない。

CAはCornu Ammonisの略。
ラテン語でアンモン角のことをCornu Ammonisという。
太陽神アモンの角に似ているのが語源とのこと。
CA1~4野まであるけど、重要なのは1野と3野らしい。

側頭葉で認知した後に、情報が海馬に送られてくる。なので、ここでの話は判断、組み立ての話になる。
海馬に入った情報は整理されたうえで側頭葉に帰っていく。海馬に食材を渡して料理されて出てくるイメージ。

歯状回のみ、鍛えれば鍛えるほどデカくなる。そして使われない場合はどんどん死んでいく。
この特性に年齢は関係ない。(おじいちゃんであっても鍛えれば増える。)
タクシーの運転手を集めて脳の構造を調べてみたら、一般の人よりも海馬がデカかったとのこと。
これが発見されたのは2000年で、割と最近らしい。

海馬は大脳の一部。


短期記憶とプライミング記憶は大脳皮質、手続き記憶は線条体(大脳皮質の裏にある基底核と呼ばれる部位)や小脳で主に作られている。
運動能力(手続き記憶の一つ)は小脳と密接な関係がある

海馬は記憶することには重要だが、思い出すことには必要でない
記憶は海馬の中に保存されるわけではない
海馬に記憶が留まっている期間は長くても一ヶ月程度で、その時期を過ぎたら記憶は他の場所に移り、そこに長期的に貯蔵される。

記憶は側頭葉に保管される
側頭葉からきた情報は海馬に一ヶ月ほど留まってから、再び側頭葉へと戻される

妊娠中のネズミに精神的ストレスを与えると、生まれてくる子ネズミの海馬のはたらきが弱くなってしまう(個体差の話)

記憶とは「失敗」と「繰り返し」によって形成され強化されるものである。
二つのことを同時に覚えるのではなく、ひとつひとつの段階に分けて覚えれば、学習効率がよくなる。(手順の分解、ウメハラさんの話)

脳には、あるきっかけにしたがって変化をおこし、この変化を保ち続けるという性質がある。これを脳の可塑性と呼ぶ。
記憶することは神経細胞の繋がり方が変化することである。(神経細胞を使いまわしている。神経回路のパターンを作り上げる)
新しい神経回路の形成方法 → シナプスの伝達効率を上昇させるメカニズムが採用されている

覚えるべき強い信号がきたときのみ、脳はそれを記憶する(ヘブの法則)
記憶力はストレスに弱い。記憶力を高めておくことでストレスをうまく学習する(慣れる)ことができる。
脳は理解していないことはうまく覚えられない。法則性を見抜く、見つけ出す能力が必要。

忘却は意図的に操作できない。
記憶の神経回路は相互作用しているので、ある程度の類似性があることを覚えると以前の記憶が妨げられてしまう。(記憶の干渉。4、5鍵盤錯誤)
海馬に記憶が保管されている一ヶ月の間に覚えたい情報を海馬に送信することで、海馬がこの情報を「必要」だと判定して側頭葉に記憶するように送り返す。

レム睡眠中に記憶が再生される。記憶は夢を見ることによって保存される。
覚えたその日に6時間以上寝る必要がある。
寝ている間に記憶が整理されて、その後の学習を助ける(レミニセンス(追憶)現象、放置効果)
レミニセンス現象により十分な効果を発揮するまでには、ある程度の時間が必要。(単曲粘着よりも色んな曲を選択)

脳が記憶するときには、記憶の対象となる「事象」を記憶するだけでなく、事象の「理解の仕方」も同時に記憶している。
「法則性」(コツ)を見つけて理解することが重要。


ワーキングメモリ(作業記憶、短期記憶)の話、運動に関する脳領域の話
大脳基底核、前頭連合野

小脳の機能 : 運動実行、運動イメージ、運動学習 これ以外にも色々あるらしい。

感覚誘導運動
押すという運動を行う領域と、押す運動が常に適切に行われているかを見張る領域が主に活動する(自分の手の動きをモニターする)
皮質-小脳-皮質回路 ループ回路
一次運動野と運動前野から小脳へ至り、視床を介して再び大脳に帰る回路
押すという運動は皮質の一次運動野、運動前野などが活動し、自分の運動を見張る仕事は小脳が分担している。

記憶誘導運動(記憶をよりどころにして行う運動、餡蜜プレイ、悪い癖がついたときのプレイ)
ワーキングメモリ(中央実行系(制御部)と音韻ループ、視空間スケッチパッド(保持部))
制御部は前頭前野が関わっているという意見で一致しているが、保持部と制御部で異なる脳領域が担当しているかどうかは分かっていない。

随意運動(意図的に行う様々な運動)

打鍵するためには色々な部位が必要らしい。(一気に難しくなった・・・)

運動の準備(タイミングの準備など)は運動前野背側部が担っている。
ヒトの神経系は我々が思うほど速く情報を伝えられない(最速で1秒間で120m)
中枢にエラーやズレの補正をさせてたら素早い運動は制御できない。素早い運動の動きは小脳が制御している。

正確性と速度の相反性 Fittsの法則
動作自体を覚える初期段階には正確性を求めた方がいい場合がある

筋活動は主に中枢神経系によって制御されている。
大脳皮質運動野で構成された運動プログラムは、電気信号として神経を伝わり筋に到達する。
これにより筋収縮が起こり、目に見える動作として現れる。
また、筋や皮膚に存在する固有受容器からの感覚性インパルスによって運動の結果が大脳皮質や小脳へフィードバックされ、より望ましい動作に修正される。


書籍名 キーワード 参考文献
怖いくらい通じるカタカナ英語の法則 p.194 目で見て覚えるよりも、手で書いて覚えた方が定着する Active Processing via Write-to-Learn Assignments: Learning and Retention Benefits in Introductory Psychology