【旧blog記事】音ゲ学
2007年06月13日
音ゲーは勉学とスポーツの中間に位置している。
上達の仕組みはどの分野も然程違いは無いのですが、
音ゲーは他のゲームと比べると圧倒的にスポーツの要素
を含んでいます。
音ゲーが上手くなればスポーツが上手くなるかと言えば、
それはまたその人の資質次第になってきますが、少なくとも
どういう練習をすれば伸びるかはすぐに頭に浮かぶようになります。
音ゲーが上手くなれば勉強が出来るようになるかと言えば、
それも資質に寄りますが、暗記物の効率の良い覚え方とか、
モチベの高め方はすぐに応用出来ると思います。
小学生の頃、誰でも体育で逆上がりを習ったと思います。
あれは逆上がりを覚える授業なのではなく、上達の仕組みや
上達する為の意識を育む為の授業なんですよね。
もっと遡れば、自転車の乗り方や箸の使い方も物事の上達
の仕組みを考えさせる為の要素だと言えます。
ただ、幼い時は自分が何故自転車に乗れたのかという事を
考える事は無いと思います。逆上がりもそうでしょうね。
大事なのは成功した時のパターンを理解、把握する事であって、
無意識な状態で結果を出してもそれは安定には繋がらないんです。
音ゲーでのその人の実力は、偶々出た自己ベや偶々クリア出来た曲の
難度で決まるものではなく、スコアの安定さ、運指の取捨選択の判断力等で
量れるものだと自分は考えています。
重要なのは成功した時の理由付けですね。
自己ベが出たり初クリアした時の感覚を忘れないように反復するのが、
安定への第一歩という事になります。
「こんなゲームにマジになっちゃってどうすんの」とか
「別にこんなゲームが上手くなっても人生には役に立たない」とか
そういう類の書き込みをよく見かけますが、本気になる事には理由なんて
要らないし、興味が無い物に執着する理由もやっぱり無いので、
是非そういう人には自分が本気で取り組める事において頑張って欲しいと思います。