【旧blog記事】コピペ
2007年03月24日
上達のカギは「バランス」?2006/10/09(月) 11:54:58
運動や楽器演奏で同時に両腕を動かす ことを学習する場合、
片腕ずつ練習してもさほど上達が見込めないことを、
東京大とカナダ・クイーンズ大の共同チームが実験で見つけた。
スポーツや音楽の練習のほか、まひした腕のリハビリを効果的に
進める ヒントになりそうだ。
米科学誌「ネイチャー・ニューロサイエンス」電子版に 9日発表した。東京大大学院教育学研究科の野崎大地・助教授(身体教育科学)らは、
左腕に一定の力を加えて動かしづらくしたうえで、動く標的に左腕、あるいは
両腕を伸ばして触る実験を繰り返し、効果的な学習の手法を調べた。その結果、左腕だけを使い標的を触れるようになった後、右腕も同時に
動かすと、左腕の成績は7割まで落ちた。
順番を逆にして、両腕を動かしながら左腕で標的に触れるようになった後、
左腕だけを使うと、同様に7割の能力しか発揮できなかった。
この傾向は利き腕に関係なく見られた。研究チームは、片腕だけを動かして覚える時と、両腕を動かしながら
覚える時の脳の働き方が違うと推定。
片腕ずつ技術を身に着けていく練習では100%の力を発揮できない
可能性がある、と分析した。野崎助教授は「両腕をバランスよく使うことが重要。片腕ずつ練習するに
しても、もう片方の腕を動かしているイメージを常に持ち続けると効果的
だろう」と話す。
※外部サイトの引用です。